愛知県でUNDB-J第4回生物多様性全国ミーティング&生物多様性自治体フォーラムが開催されました!
「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」と環境省は、10月24日(金)に愛知県豊橋市で、「第4回生物多様性全国ミーティング」を開催しました。
鈴木環境事務次官、大村愛知県知事、岩槻UNDB-J委員、佐原豊橋市長のみなさんが出席され、地球いきもの応援団・生物多様性リーダーのさかなクンによる海の生きものに関する講演では、伊勢湾をはじめとする海の生き物たちの楽しい解説や、UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と豊橋市キャラクター「トヨッキー、のんちゃん・ほいくん」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」が執り行われました。
また、生物多様性アクション大賞の各部門賞の取り組みの紹介や、UNDB-Jが推奨する認定連携事業の第5弾表彰なども行われ、各地から生物多様性保全活動に貢献した、組織や団体が集まりました。
また同時開催の愛知県と生物多様性自治体ネットワークが主催する「生物多様性自治体ネットワークフォーラム」では、国や自治体のほか、企業、NPOの代表が愛知目標達成に向けたそれぞれの役割をテーマにパネルディスカッションを実施しました。
詳しい開催レポートはこちらです。http://undb.jp/event/1520/
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。