増えすぎたニホンジカの影響は?石鎚山系生物多様性保全推進シンポジウム【2019.2.11】
愛媛県の石鎚国定公園や笹ヶ峰自然環境保全地域など、生物多様性上重要な地域でも増えすぎたニホンジカによる植生被害と生態系への影響が顕著になっています。生物多様性の恵みを将来につなぐため、多様な主体による保全体制をつくっていくため、講演や保全活動の展示、が行われるシンポジウムが開催されます。
ジビエの試食や苔のテラリウムづくりの体験もあります。
お申し込みなど詳しくはこちらへ・・・
https://www.pref.ehime.jp/h15800/tayousei_seminar/index.html
日時
平成31年2月11日(月曜日、祝日) 13時00分から16時30分
開催場所
西条市総合文化会館(西条市神拝甲79-4)
内容
開会式
基調講演「ニホンジカの生態と生態系へのインパクト」
- 梶 光一 東京農工大学大学院農学研究院教授、兵庫県森林動物研究センター所長
基調講演「石鎚山系におけるシカの歴史と現状について」
- 山本貴仁 NPO法人西条自然学校理事長
パネルディスカッション「石鎚山系における希少野生植物の保全推進について」
パネリスト
- 松井宏光 愛媛植物研究会長
- 山本貴仁 NPO法人西条自然学校理事長
- 伊藤利忠 住友林業(株)新居浜山林事務所
- 石川慎吾 三嶺の森をまもるみんなの会、高知大学名誉教授特任シニアプロフェッサー
- 山中美幸 愛媛県県民環境部環境局自然保護課長
アドバイザー
- 梶 光一 東京農工大学大学院農学研究院教授、兵庫県森林動物研究センター所長
コーディネーター
- 渡邉敬逸 愛媛大学社会共創学部准教授
司会
- 寺尾英子 南海放送アナウンサー
展示コーナー 愛媛県石鎚山系生物多様性保全推進協議会によるパネル展示など
- (特別協力)三嶺の森をまもるみんなの会(高知県)
- 愛媛植物研究会
- NPO法人西条自然学校
- NPO法人石鎚森の学校
- 久万高原町(面河山岳博物館)
- 西条市
- 愛媛県(自然保護課、生物多様性センター)
試食コーナー
- レンジの達人中村先生によるジビエ試食会
- 石鎚黒茶のおせったい
体験コーナー(先着50名)
- コケリウムづくり体験
- 苔のテラリウム作りを体験できます。
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。