生命ある一本の木が一脚の椅子に生まれ変わるまで、を学んでみませんか?
生命ある一本の木が一脚の椅子に生まれ変わるまでにはどのような工程をたどるのでしょうか。
東京の都心にある、麻布図書館の閲覧席の椅子は「飛騨杉」でできています。
製作したのは無垢材家具の製作で知られる岐阜高山の会社です。
5月30日に、麻布図書館で一脚の椅子から森の生物多様性、世界の生物多様性を知る講演会が開催されます。
世界第三位の森林大国と言われつつも、輸入木材にたよることの多い日本の問題や課題を考えます。
「一本の木から麻布図書館の椅子ができるまで」
(港区立麻布図書館・生物多様性シリーズ講演会3)
開催日: 2015年5月30日(土)14:00~15:30
(開場は13:30から)
開催場所: 港区立麻布図書館5階・視聴覚室
東京都港区六本木5-12-24 電話(3585)9225
都営大江戸線・東京メトロ南北線麻布十番5a・7出口
講師: 寺本壮太郎さん(飛騨産業株式会社 コントラクト事業部主任)
定員: 30名(申込制)
申込: 麻布図書館3階 カウンターまたは電話03(3585)9225にて
※港区立図書館ホームページ
https://www.lib.city.minato.tokyo.jp/j/eventlist.cgi
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。