キヤノンが生物多様性に関する市民参加型プログラムを協働で実施する団体を公募。
キヤノン、グループ各社は「未来につなぐふるさとプロジェクト」で、国内各地でNPOや地域住民と連携した環境保全活動や、「自然環境・生き物・農業」をテーマに環境学習に社員が参加するプロジェクトを行っています。
6年目となる今年度からは、生物多様性に関する市民参加型プログラムを協働で実施する団体を公募し、市民参加型の活動プログラムとして生物多様性の啓発、保全活動の普及を目指します。
今回の募集より、日本自然保護協会が新たにパートナーとして、協働団体への生物多様性の研修、活動の企画運営への助言、情報発信の監修などを担当し、生物多様性の保全や調査研究、教育活動などの有効性を高めていくことになりました。
◆協働団体の募集要項:
対象:NPO法人、一般法人、公益法人、任意団体
対象プログラム:UNDB-Jが推進している「MY行動宣言」5つのアクション(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)に即したプログラム内容
応募書類の受付期間/送付先
受付期間:2015年11月17日(火)~2016年1月8日(金)最終日の消印もしくは宅配受付有効
送付先:公益財団法人 パブリックリソース財団 未来につなぐふるさと基金 事務局
〒104-0043 東京都中央区湊2-16-25-202
電話番号:03-5540-6256(平日10:00~17:00受付)
◆応募方法など、詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.public.or.jp/PRF/fund/fund_03/
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。