はじめよう!生きものたちと暮らせる愛知づくり。 1/28【愛知】あいち生態系ネットワークフォーラム
2010年に愛知県で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、生物多様性に関する世界目標「愛知目標」が採択されました。
愛知目標の達成に向け、愛知県では「あいち生物多様性戦略2020」を策定し、「人と自然が共生するあいち」を目指し、生きものの生息生育空間をつなげる「生態系ネットワークの形成」を推進しています。
愛知県内9地域で、大学、NPO、企業、行政等が連携して、具体的な活動を展開する「生態系ネットワーク協議会」の設立に取り組み、2016年11月、9番目となる尾張西部生態系ネットワーク協議会が設立され、県全域をカバーする体制が整いました。
これを記念して、9協議会の関係者が一堂に会して、それぞれの取り組み成果や課題を共有し、協議会間の連携強化を図り、広く協議会の取り組みを紹介する「あいち生態系ネットワークフォーラム」が開催されます。
フォーラムは無料で、どなたでも御参加いただけます。
ぜひみなさまのご参加をお待ちしています。
あいち生態系ネットワークフォーラム
~生態系ネットワーク協議会の成果とこれから~
1 日 時 平成29年1月28日(土曜日) 正午から午後4時20分まで
(ポスターセッションについては正午から午後1時まで)
2 会 場 愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA,E・F
名古屋市東区東桜一丁目13番2号
3 主 催 愛知県
4 内 容
(1) 基調講演
涌井(わくい)史郎(しろう)氏(中部大学客員教授、西三河生態系ネットワーク協議会会長)
<演 題> 「持続可能な世界に向けた愛知の役割」
(2) 9協議会の会長等によるパネルディスカッション
テーマ「地域づくりと生物多様性」「人づくりと生物多様性」
(3) 活動団体のポスターセッション、9協議会のパネルの展示
5 参加募集
(1) 募集定員 200名(申込先着順)
(2) 参加費 無料
(3) 申込方法
氏名、所属、住所、連絡先(電話、FAX、電子メール)を記載の上、FAX、
電子メール又はウェブページからお申し込みください。
FAX:052-932-0603
電子メール:Nagoya-ad@media.nikkan.co.jp
ウェブページ:http://aichisnw.jp
(4) 申込期限
平成29年1月16日(月曜日)(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
(5) 申込先・問合せ先
株式会社日刊工業新聞社(受託事業者)
名古屋支社 業務部(連絡先:052-931-6155、担当:鈴木、村本)
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。