国際生物多様性の日シンポジウム 「生物多様性と食と健康~SDGsを身近に~」【2019.5.22】

本年は、5月11日(土)に、国連大学において、国際テーマでもある「生物多様性と食と健康」をテーマとしたシンポジウムを開催いたします。
我々が得ている生物多様性の恵みの中で、最も身近なものは食料です。現在の日本の食卓には、世界各地からの多様な食材がのぼっていますが、一方で、世界では食料に利用される種数が限定されつつあり、また、食料資源の持続可能性や食料生産による環境への悪影響も問題となっています。
本シンポジウムでは、我々の日々の食卓に目を向け、将来にわたり持続的に食料を得て、そして健康に生活していくための様々な選択を考えるとともに、持続可能な食料生産により地域を活性化している事例を取り上げます。
こうした事例をもとに、生物多様性と食料生産の調和がSDGsの多くのゴールの達成に資することを確認し、地域循環共生圏の実現につなげます。
1.開催内容
開催概要
日時 | 2019年5月11日(土)14:00-17:00(開場13:30) |
場所 | 国連大学エリザベス・ローズ国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70) |
定員 | 110名 |
費用 | 無料 |
主催 | 環境省、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) |
協力 | 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J) NPO法人Farmer’s Market Association |
プログラム(予定)
14:00~ 主催者あいさつ 環境省
14:05~ CBD事務局長ビデオメッセージ
14:15~ 基調講演
武内 和彦氏
UNU-IAS上級客員教授/公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)理事長
/東京大学未来ビジョン研究センター特任教授
14:45~ 基調報告
小谷あゆみ氏 フリーアナウンサー
後藤 清広氏 宮城県漁業協同組合 志津川支所 戸倉出張所 カキ部会長
15:25~ 休憩
15:45~ パネルディスカッション
ファシリテーター:星野智子 GEOC
パネリスト:
鈴木 隆博氏 イオン株式会社 グループ環境・社会貢献部 部長代行
小谷あゆみ氏 フリーアナウンサー
後藤 清広氏 宮城県漁業協同組合 志津川支所 戸倉出張所 カキ部会長
イヴォーン・ユー UNU-IASリサーチフェロー
鳥居 敏男 環境省
17:00~ 総括と閉会あいさつ
渡辺 綱男 UNU-IAS シニアプログラムコーディネーター
<司会>UNU-IASコミュニケーションズ・アソシエイト 山田愛里
※休憩時に、以下の団体がラウンジにてポスター展示をしております。
ポスター出展者:UNU-IAS、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、環境省等
※関連ページ
環境省報道発表
2.参加申し込み
本セミナーへの参加は事前登録制(先着順)です。参加を希望される方は下記ウェブサイトの参加申込みフォーム、電子メール、FAXにて申込みください。
また、本セミナーの運営事務局は(一社)環境パートナーシップ会議が担当します。
【参加申込みフォームはこちらから>>>】
○参加申込み・お問い合わせ先 (一社)環境パートナーシップ会議 島田・伊藤
TEL 03-5468-8405 ※電話による参加申込みはできません。
○電子メール info[※]epc.or.jp [※]を@に変更してください。
○FAX 03-5468-8406
※ 電子メール・FAXにて申込みの場合は、ご氏名、フリガナ、ご所属、メールアドレスまたはお電話番号を記載の上、上記連絡先までお申し込みください。
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。