2020年2月1日(土)「2020年世界湿地の日記念シンポジウム」
湿原や湖沼、河川、干潟やサンゴ礁などの「湿地(=水のある場所)」は、森林の3倍の速さで失われています。

湿地は、水源、水質浄化、食料供給、洪水などの災害から暮らしを守ってくれるだけではなく、生物多様性を支える重要な生態系です。これ以上湿地を失わないためにも、価値の認識が求められています。
1971年2月2日にラムサール条約が採択されたことを記念して、ラムサール条約事務局が定めた「世界湿地の日(毎年2月2日)」に、湿地の価値の普及・賢明な利用の促進を目的として、世界湿地の日のテーマに沿ったシンポジウムを開催します。
2020年の世界湿地の日のテーマは「湿地と生物多様性」です。ぜひお越しください。
日本国際湿地保全連合は、世界的に減少している湿地とその生物多様性の保全を図り、賢明な利用を促進することを目的に、沿岸域・陸水域での調査研究や湿地と人の関わりの事例収集、シンポジウムやイベントの開催などを行っています。
イベント名 | 2020年世界湿地の日記念シンポジウム | ||||||||||||
主催 | 日本国際湿地保全連合(WIJ)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) |
||||||||||||
日時 | 2020年2月1日(土)14:00~17:00 | ||||||||||||
場所 | 都道 府県 |
東京都 | 会場 | 国連大学アネックススペース | |||||||||
目的 | 1971年2月2日にラムサール条約が採択されたことを記念して、ラムサール条約事務局が定めた「世界湿地の日(毎年2月2日)」に、湿地の価値の普及・賢明な利用の促進を目的として、世界湿地の日のテーマに沿ったシンポジウムを開催する。 2020年の世界湿地の日のテーマ:湿地と生物多様性 |
||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
【取組紹介】湿地と生物多様性の10年 ・SATOYAMAイニシアティブ(UNU-IAS) ・湿地のモニタリング(WIJ) ・田んぼの10年(ラムサール・ネットワーク日本) ・コウノトリの野生復帰(豊岡市コウノトリ共生課) ・トンボ100大作戦(生物多様性びわ湖ネットワーク) ・ 江戸前の海で考えた ~この10年のヒトとサカナの変化~(東京海洋大学) 【タイムスケジュール】 13:30~ 受付 14:00 開会 14:10~16:10 取組紹介(湿地と生物多様性の10年) 16:10~16:20 休憩 16:20~17:00 質疑応答 17:00 閉会 |
|||||||||||||
一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 100名 | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | 申込みフォームhttps://forms.gle/LF9tYgD3m6K5Wxcp8 またはメール(info@wi-japan.org) |
||||||||||
イベント(リンク先)URL | https://japan.wetlands.org/ja/ |
■開催報告
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
-
目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。