2020年1月30日(木)「第4回 水辺からはじまる生態系ネットワーク全国フォーラム」
森林や農地、都市をつなぐ川は、日本の生態系ネットワーク の基軸であり、まとまった自然環境を保つ重要な空間です。
国土交通省では、長年にわたり河川の整備を、流域の市町村、NPO、学校などの多様な主体と取り組んでいます。川の中を主とした取組から、流域の「河川を基軸とした生態系ネットワークの形成」へと視点を広げ、流域の農地や緑地などの施策等とも連携し、魅力的で活力ある地域づくりを支援しています。そこで今回、生態系ネットワークの取組を地域づくりにつなげるアイディアの紹介を通して、地域と流域が一体となった取組がより一層推進されるよう、本フォーラムを開催いたします。
生態系ネットワークとは 貴重な自然を保全するとともに、細切れになった自然をつなぎ、生きものの移動経路を確保したり、自然の質を回復させることによって、豊かな社会を築く取組です。
イベント名 | 第4回 水辺からはじまる生態系ネットワーク全国フォーラム | ||||||||||||
主催 | 国土交通省 (共催:農林水産省、環境省) | ||||||||||||
日時 | 2020年1月30日(木) 14:00 ~ 17:00 | ||||||||||||
場所 | 都道府県 | 東京都 | 会場 | 一橋大学一橋講堂 | |||||||||
目的 | 生態系ネットワークの取組を地域づくりにつなげるアイデアの紹介を通して、地域と流域が一体となった取組がより一層推進されることを目的として開催 | ||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
<会議概要> 1.日時 令和2年1月30日(木) 14:00 ~ 17:00 2.場所 一橋大学一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階) 3.プログラム(予定) ◆基調講演 関島 恒夫 新潟大学農学部 教授 ◆地域における取組紹介とパネルディスカッション 【コーディネーター】 関島 恒夫 新潟大学農学部 教授 【パネリスト】 戸川 雅光 北海道長沼町長 金丸 治子 イオン株式会社 環境・社会貢献・PR・IR担当付 担当部長 呉地 正行 日本雁を保護する会 会長 高村 裕平 国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課長 |
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一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 要・定員:400名 | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | (公財)日本生態系協会 生態系フォーラム係(国土交通省業務受託者) TEL:03-5951-0244 E-mail:forum2019@ecosys.or.jp |
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イベント(リンク先)URL | http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000112.html |
■開催報告
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。