2020年5月16日(土)国連生物多様性の10年記念シンポジウム 「いしかわ・かなざわから発信する生物多様性 10年のあゆみ」
〜 持続可能な次の10年に向けて 〜 オンラインでシンポジウムを開催します!
2010年に愛知県で開催された生物多様性第10回締約国会合では、生物多様性を守っていくための20のターゲットからなる愛知目標が採択されました。そして2011〜2020年を「国連生物多様性の10年(United Nations Decade on Biodiversity)」と定めて、国際社会や地域社会が協力し、この愛知目標の達成を目指してきました。
国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットは、石川、金沢のパートナーと共に地域の取り組みと国際社会をつなぎながら愛知目標の達成に向け生物多様性の主流化を推進し実現してきました。 2020年はこの10年の節目の年であり、国際生物多様性の日である5月22日を記念し、国連生物多様性の10年のキックオフシンポジウムが開催された石川の10年の活動を総括し、次の10年に向け、生物多様性とどのように向き合い持続可能な地域を作っていくか を考えます。
10年という期間、あらゆるセクターが力を合わせて愛知目標の達成、そして自然と共生する社会の実現に向けて走ってきました。このイベントはそんな10年を振り返りながら、次の10年について皆さん一緒に考える場にしたいと思います。新型コロナウイルスの影響でオンライン開催という形になりましたが、皆さんのご参加をお待ちしております。
イベント名 | 国連生物多様性の10年記念シンポジウム 「いしかわ・かなざわから発信する生物多様性 10年のあゆみ」 〜 持続可能な次の10年に向けて 〜 |
||||||||||||
主催 | 国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット | ||||||||||||
日時 | 2020年5月16日(土) 13:30-15:45 | ||||||||||||
場所 | 都道府県 | 全国 | 会場 | ※新型コロナウイルス感染拡大防止措置によりオンラインにて開催します。 | |||||||||
目的 | 国連生物多様性10年のキックオフシンポジウムが開催された石川の10年の活動を総括し、次の10年に向け、生物多様性とどのように向き合い持続可能な地域を作っていくのか考察する。 | ||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
プログラム: 13:30 開会 (主催より) 13:35 挨拶 (環境省、石川県、金沢市より) 13:45 基調講演「生物多様性の10年—これまでの10年これからの10年—」 ・武内 和彦(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 理事長) 14:15-14:30 地域の事例紹介 石川県七尾市能登島から ・小山 明子(国連大学 IAS OUIK 研究員) 14:30-14:45 ビジネスセクターからこの10年を振り返る ・藤田 香(日経ESGシニアエディター/日経ESG経営フォーラムプロデューサー) 14:45-15:40 パネルセッション「この10年を振り返り、今後の 10年について語る」 パネリスト: ・鳥居 敏男(環境省 自然環境局長) ・藤田 香(日経ESGシニアエディター/日経ESG経営フォーラムプロデューサー) ・道家 哲平(IUCN-J 事務局長) ・イヴォーン・ユー(国連大学IAS OUIK研究員) モデレーター:渡辺 綱男(国連大学IAS OUIK 所長) 15:40- 15:45 閉会 中村浩二(石川県立自然史資料館 館長)
共催:環境省、石川県、金沢市、石川県立自然史資料館 |
|||||||||||||
一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 200名程度 | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | 国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット 076-224-2266 下記ウェブサイトから、オンライン参加申込 |
||||||||||
イベント(リンク先)URL | http://ouik.unu.edu/events/3081 |
■開催報告
詳細開催報告は、http://ouik.unu.edu/events/3123 をご覧ください。
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
-
目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。