2020年7月22日~8月18日 北海道の生きものを守ろう!外来種トノサマガエルを捕まえろ!大作戦
もとの自然をとりもどすために、北海道にはいないはずの指定外来種トノサマガエルを捕まえよう!
同じメンバーの参加に偏りがちな環境活動ですが、自社で運営する観光地内であることを生かし、夏休み期間は毎日開催し、広い範囲で多くの人が参加し、2017年までの累計参加者数が約5千人。累計駆除数は約6万5千匹となっています。駆除の際に見つかる多くの自然や生きものへの気づきもあり、生物多様性へ興味を持つきっかけになることを目指しています。弊社は生物多様性に配慮したお米の仕入れを行っていますが、お客様にその良さを伝えるためにも、並行して、田んぼの生きものへ関心を向けて頂ける機会を提供するよう考えています。
イベント名 | 北海道の生きものを守ろう!外来種トノサマガエルを捕まえろ!大作戦 | ||||||||||||
主催 | 株式会社アレフ・えこりん村 | ||||||||||||
日時 | 7/22~8/18毎日開催 | ||||||||||||
場所 | 都道府県 | 北海道 | 会場 | えこりん村 (北海道恵庭市牧場277-4) |
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目的 | 体験を通した外来種問題の市民への周知と、在来種保全のための北海道の指定外来種トノサマガエルの駆除 | ||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開する株式会社アレフが運営する「えこりん村」(北海道、恵庭市)には、2006年のオープンより公開している自社実験田「ふゆみずたんぼ」があります。様々な生きものが観察できるこの田んぼでは、外来種問題の普及啓発および駆除のため、2013年より毎夏、「外来種トノサマガエルを捕まえろ!大作戦」を継続的に実施しています。北海道ではトノサマガエル等の国内移入種が急激に増えており、2016年にトノサマガエル等を「指定外来種」に定める条例ができました。当該イベントでは、トノサマガエル等の外来種がどうして問題なのかを説明し、外来種を「入れない、捨てない、拡げない」ことの重要性を伝えており、多くの方にこの捕獲活動への参加を頂いています。観光地であることから、普段、環境問題を解決する活動に参加したことがない方でも、垣根なく参加して頂けることが多く、生物多様性について様々な人が考えるきっかけとなる強みがあります。毎年1000名ほどが参加するイベントとなっており、2017(平成29)年度に「未来へつなぐ!北国のいきもの守りたい賞 企業部門」を受賞しました。 | |||||||||||||
一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | ①10:00②14:00 各回50分、30名先着 |
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参加費 | 銀河庭園入園料(大人1200円、大人1名につき 中学生以下5名まで無料) | 申込・連絡先 | なし | ||||||||||
イベント(リンク先)URL | http://www.ecorinvillage.com/ecorinvillage/fuyumizu.html |
■開催報告
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。