2021年2月9日(火)「第5回 水辺からはじまる生態系ネットワーク全国フォーラム」
流域の「河川を基軸とした生態系ネットワークの形成」へ
森林や農地、都市をつなぐ河川は、日本の生態系ネットワーク*の基盤であり、まとまった自然環境を保つ重要な空間です。
国土交通省では、長年にわたり河川環境の整備・保全を、流域の市町村、NPO、学校等の多様な主体と取り組んでいます。近年では、川の中を主とした取組から、流域の「河川を基軸とした生態系ネットワークの形成」へと視点を広げ、森林や農地などの施策等とも連携し、魅力的で活力ある地域づくりを支援しています。
5回目となる本フォーラムでは、昨年、札幌近郊で約100年ぶりのタンチョウの繁殖が見られた北海道千歳川流域・舞鶴遊水地や、東日本(関東地方)で約100年ぶりのコウノトリの繁殖が見られた渡良瀬遊水地を含む関東地域における活動に焦点をあて、自治体や地元の農家の方から取組紹介をいただきます。また、タンチョウも住めるまちづくり検討協議会座長の北海道大学大学院農学研究院の中村太士教授、コウノトリの生態を長年研究されている兵庫県立コウノトリの郷公園の江崎保男園長より学術的な観点からの総括、今後への期待に関する講演をしていただきます。
オンライン開催(YouTube Liveで動画配信)いたします。
下記URLからアクセスください。
※新型コロナウイルスの影響により急遽、内容を変更・中止する場合がございます。その際は、
国土交通省ホームページ上にてお知らせいたします。
参加方法参加費無料。事前の申込みは不要です。
※ただし、CPD受講証明書を希望する場合は、事前申込が必要(申込方法は下記参照)
イベント名 | 第5回 水辺からはじまる生態系ネットワーク全国フォーラム | ||||||||||||
主催 | 国土交通省 (共催:農林水産省、環境省) | ||||||||||||
日時 | 2021年2月9日(火)14:00~16:00 | ||||||||||||
場所 | 都道 府県 |
会場 | オンライン開催 | ||||||||||
目的 | 生態系ネットワークの取組を地域づくりにつなげるアイデアの紹介を通して、地域と流域が一体となった取組がより一層推進されることを目的として開催 | ||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
当日のプログラム(予定) ※敬称略 14:00 開会 [開会挨拶] 国土交通省水管理・国土保全局河川環境課長 14:10 千歳川流域における取組紹介及び総括(50分) 15:50 取組報告に関する意見交換 |
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一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 不要・定員:なし | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | (公財)日本生態系協会 生態系フォーラム係(国土交通省業務受託者) TEL:03-5951-0244 E-mail:forum2020@ecosys.or.jp | ||||||||||
イベント(リンク先)URL | https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000150.html |
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。