2021年2月10日(木)「企業が語るいきものがたりPart14」
生物多様性COP15に向けた企業を取り巻く動き
MS&ADインシュアランスグループ主催の本シンポジウムは、企業が生物多様性の取組みを推進していくための情報共有の機会として毎年開催し、これまで多くの企業のご参加を得て、今年14回目を迎えることができました。
さて、今年は生物多様性条約COP15において2030年目標が採択される重要な年です。第一部では、COP15に向けた生物多様性グローバルフレームワークの最新動向と、それを踏まえて企業がいかに取り組むべきかを論議します。
第二部では、テーマ別セッションを2つ設け、「調達の危機」と題して調達と生物多様性保全の両立について、さらに生物多様性保全に向けて動き出した金融セクターの現状について論議します。今年度はYouTubeによるオンライン配信によって、両方のテーマの聴講が可能となりました。
皆さまの生物多様性のお取組みのお役に立つことができれば幸いです。
イベント名 | 企業が語るいきものがたりPart14 | ||||||||||||
主催 | MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社 | ||||||||||||
日時 | 2021年2月10日(木) 13時~17時 | ||||||||||||
場所 | 都道 府県 |
全国 (東京都) |
会場 | 三井住友海上駿河台ビル大ホールからYou Tube による配信 | |||||||||
目的 | 企業の生物多様性保全取組の推進に資することを目的としてシンポジウムを開催します. | ||||||||||||
イベント概要 | |||||||||||||
企業は、事業活動において生態系の恵みに大きく依存する一方、様々な負の影響を与えています。今年は生物多様性条約COP15において2030年目標が採択される重要な年です。第一部では、COP15に向けた生物多様性グローバルフレームワークの最新動向と、それを踏まえて企業がいかに取り組むべきかを論議します。第二部では、テーマ別セッションを2つ設け、「調達の危機」と題して調達と生物多様性保全の両立について、さらに生物多様性保全に向けて動き出した金融セクターの現状について議論します。 第一部 基調講演 〇COP15、ポスト2020生物多様性グローバルフレームワークの最新動向(環境省自然環境局生物多様性戦略推進室長 中澤 圭一 氏) 〇COP15に向けた国際的な企業動向(株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役 足立 直樹氏) 第二部 企業の具体的な取組みに関するテーマ別セッション 〇調達の危機:生物多様性の保全との両立を目指して 〇生物多様性保全に向けて動き出した金融セクター |
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一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 参加申込み必要、定員はなし。 | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/6951 | ||||||||||
イベント(リンク先)URL | https://www.ms-ad-hd.com/ja/news/news_topics/news_topics20210115/main/0/link/20210115_2021ikimonogatari.pdf |
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。