2021年3月6日(土)シンポジウム「生物多様性とライフスタイル~新しい日常に向けてわたしたちができること~」
~新しい日常に向けてわたしたちができること~
2019年5月に承認されたIPBES地球規模評価報告書は、生物多様性の状況を改善するためには社会変革(transformative change)が必要と指摘しました。また、愛知目標の最終評価として2020年9月に公表された地球規模生物多様性概況第5版(GBO5)においても、2050ビジョン「自然との共生」の達成には、「今まで通り」(business as usual)から脱却し、「社会変革」が必要と指摘しています。
本シンポジウムでは、生物多様性保全のための意識の向上や、行動変容につながるヒントとなる取組・実践事例を専門家から御紹介いただき、私たち一人一人に何ができるのかを考えます。
イベント名 | シンポジウム 「生物多様性とライフスタイル~新しい日常に向けてわたしたちができること~」 |
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主催 | 環境省 共催:IGES | ||||||||||||
日時 | 令和3年3月6日(土)14:00~16:30 | ||||||||||||
場所 | 都道 府県 |
会場 | WEB開催 | ||||||||||
目的 | 2019年5月に承認されたIPBES地球規模評価報告書は、生物多様性の状況を改善するためには社会変革(transformative change)が必要と指摘しました。また、愛知目標の最終評価として2020年9月に公表された地球規模生物多様性概況第5版(GBO5)においても、2050ビジョン「自然との共生」の達成には、「今まで通り」(business as usual)から脱却し、「社会変革」が必要と指摘しています。 本シンポジウムでは、生物多様性保全のための意識の向上や、行動変容につながるヒントとなる取組・実践事例を専門家から御紹介いただき、私たち一人一人に何ができるのかを考えます。 |
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イベント概要 | |||||||||||||
○開会挨拶 環境省 ○基調講演 「調整中」 武内和彦 IGES理事長 ○取組紹介 ・「ゆっくりいそげ~一つ一つのいのちを大事にする地域づくり~(仮)」 影山知明 クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主 ・「生き物の豊かな環境が育む健康~明らかになりつつある自然との関わりと健康の科学的な関係~」 曽我昌史 東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授 ・「行動経済学とナッジを生物多様性保全に活かす~」 佐々木周作 東北学院大学 経済学部 准教授 ・「みんなでつくる自然共生社会~行動変容に向けたNGOやユースの取り組み~」 矢動丸琴子 Change Our Next Decade 代表 ・「誰でもいきもの調査隊員~AIを使った生物同定アプリとその活用~」 藤木庄五郎 株式会社バイオーム 代表取締役 ・「小さな自然再生とオープンなデータと緩やかな環境自治区」 三橋弘宗 兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 ○パネルディスカッション ・テーマ「意識と行動の変化を後押しするために」 ・ファシリテーター 山口真奈美 一般社団法人 日本サステナブル・ラベル協会 代表理事 |
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一般参加 | 可 | 参加申込・定員 | 200 | ||||||||||
参加費 | 無料 | 申込・連絡先 | https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_ghOt815OQ4yBCEx4uS6Wfw | ||||||||||
イベント(リンク先)URL | https://www.env.go.jp/press/109108.html |
愛知目標
2010年に愛知で開催された国際会議で193の国々が合意した、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標。
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目標1:
人々が生物多様性の価値と行動を認識する。 -
目標2:
生物多様性の価値が国と地方の計画などに統合され、適切な場合には国家勘定、報告制度に組込まれる。 -
目標3:
生物多様性に有害な補助金を含む奨励措置が廃止、又は改革され、正の奨励措置が策定・適用される。 -
目標4:
すべての関係者が持続可能な生産・消費のための計画を実施する。 -
目標5:
森林を含む自然生息地の損失が少なくとも半減、可能な場合にはゼロに近づき、劣化・分断が顕著に減少する。 -
目標6:
水産資源が持続的に漁獲される。 -
目標7:
農業・養殖業・林業が持続可能に管理される。 -
目標8:
汚染が有害でない水準まで抑えられる。 -
目標9:
侵略的外来種が制御され、根絶される。 -
目標10:
サンゴ礁等気候変動や海洋酸性化に影響を受ける脆弱な生態系への悪影響を最小化する。 -
目標11:
陸域の17%、海域の10%が保護地域等により保全される。 -
目標12:
絶滅危惧種の絶滅・減少が防止される。 -
目標13:
作物・家畜の遺伝子の多様性が維持され、損失が最小化される。 -
目標14:
自然の恵みが提供され、回復・保全される。 -
目標15:
劣化した生態系の少なくとも15%以上の回復通じ気候変動の緩和と適応に貢献する。 -
目標16:
ABSに関する名古屋議定書が施行、運用される。 -
目標17:
締約国が効果的で参加型の国家戦略を策定し、実施する。 -
目標18:
伝統的知識が尊重され、主流化される。 -
目標19:
生物多様性に関連する知識・科学的技術が改善される。 -
目標20:
戦略計画の効果的実施のための資金資源が現在のレベルから顕著に増加する。